ルイヴィトンの青いエピバッグ。表面の凹凸の白カビや白い汚れをクリーニングで除去した事例

ルイヴィトンの「エピ」ラインは、その耐久性と美しい発色で人気ですが、日本の湿気により**「白カビ」や「原因不明の白い汚れ」**が発生しやすい素材でもあります。

「クローゼットから出したら真っ白になっていた」「拭いてもすぐに白い跡が浮き出てくる」といったご相談を非常に多くいただきます。今回は、当店でのエピレザー専用クリーニング事例をご紹介します。

その他のルイ・ヴィトンのクリーニング・リペア事例一覧はこちらよりご覧いただけます。


1. 【修理事例】エピ・ブラックのカビ取りクリーニング

実際に承った、ルイヴィトンのエピライン・バッグの修理事例です。

【Before:全体に広がった白カビと汚れ】

ルイヴィトンの黒いエピバッグ。表面の凹凸に白カビや白い汚れが全体的に付着し、放置による変色が見られる状態。

白カビが定着してしまっており、ブラシなどで払っても取れない状態になります。エピレザーの溝は深く、ご家庭で無理に拭き取ろうとすると、カビの胞子を奥に押し込んでしまったり、革の銀面を傷めたりする恐れがあります。

【After:専用クリーニング後の状態】

クリーニングとメンテナンスを施したルイヴィトンのエピバッグ。表面の白い汚れを除去し、清潔感のある本来の色味を取り戻した状態。

革専用の洗浄剤を用い、エピの溝に詰まった菌や汚れを丁寧に除去しました。表面の曇りが取れ、清潔感のある本来のブルーの印象を取り戻しています。


2. クリーニングだけで落ちない「カビ跡」には染め直しを

カビは革の栄養分を分解しながら根を張ります。そのため、クリーニングで菌自体を除去できても、カビの根が深かった部分は色素が壊れ「色あせ」や「シミ跡」として残ってしまう場合があります。

このようなケースでは、洗浄後に元の色味に合わせて染料を調合し、色を補う**「染め直し(リカラー)」**の工程が必要になります。

  • クリーニング: 汚れや菌を落とし、清潔な状態にする。
  • 染め直し: クリーニングで解消できない色あせ・変色を補修する。

当店では、お品物の状態を拝見し、クリーニングのみで十分か、染め直しまで行うべきかを最適にご提案いたします。

※キャンバス素材のクリーニングついてはこちらの記事、エピ・ノエの全面的な染め直しについてはこちらの事例も併せてご覧ください。


3. ルイ・ヴィトン クリーニング料金と納期

エピレザーのクリーニング及びカビ取りの参考料金です。

メニュー料金(税込)納期目安
カビ取りクリーニング6,600円〜約3週間〜
クリーニング+全体染め直し11,000円〜約6週間〜

※バッグのサイズやカビの繁殖範囲、内装のベタつき除去の有無により変動いたします。正確な費用は、お写真を添えてLINEよりお問い合わせください。


4. エピのカビを防ぐメンテナンスのコツ

一度カビが発生したバッグは、再び湿気の多い場所に置くと再発するリスクがあります。

  1. 定期的な陰干し:月に一度はクローゼットから出し、風通しの良い場所へ。
  2. 不織布で保管:ビニール袋は湿気がこもるため厳禁です。
  3. 汚れの早期除去:手垢や埃もカビの栄養源になります。

もし「自力では落とせない白い汚れ」が出てしまったら、革を傷めてしまう前にぜひ専門店のクリーニングをご検討ください。

投稿者 devilsrepairman