今回は、バッグのカビのクリーニングは自分でできるのか?クリーニング業者に頼んだ場合の料金などを解説させて頂きます。
- バッグのカビ、クリーニングに出すには?料金は?
- バッグのカビを自分でクリーニングできる?
- 自分でできる場合、業者に頼んだ方がいい場合
バッグのカビクリーニングに出すには?料金は?
バッグのカビを業者に頼んでクリーニングしてもらうことは可能です。
ただ、料金の相場はお店によって多少異なります。また、鞄の大きさや素材、洗浄だけでなく革の染め直しも必要な場合など方法が異なることもあります。そのため、料金はかなり幅が出てしまうのが現実です。
ですが、普段使いくらいのサイズですと概ね7,000円から20,000円の範囲にはなると思います。
店舗に直接持ち込む
バッグのカビのクリーニングを受け付けている店舗ですと直接お鞄を持ち込むことができます。そして、その場で対応してくれる場合がほとんどです。場合によってはお見積り対応となるお店もあります。
宅配クリーニングを依頼する
ウェブ上から宅配での依頼を受け付けているお店ですと、宅配でのご依頼も可能です。宅配の場合は店舗がお近くになくても宅配便での依頼が可能です。
宅配でのクリーニングを受け付けているお店の中でも、お荷物の回収の方法が異なる場合があります。
宅配業者がご自宅まで集荷に伺う方法とお客様自身に送って頂く方法とに分かれます。
LINEやメールでお品物の写真を送って見積もりをしてもらう形が一般的です。
当店でもバッグのカビのクリーニングは店舗、宅配共に承っております。お困りの場合はお気軽にお問い合わせくださいませ。
バッグのカビを自分でクリーニングできる?
バッグのカビはその程度によって、ご自宅でクリーニング(ケア)することも可能です。
また、バッグ、鞄と言っても様々です。例えば、洗濯機で回せてしまうものや、酸素系の漂白剤でつけ置き出来るようなものもございます。
そのようなバッグの場合はご自宅で洗濯することも可能ということにはなります。
ですが、ここではご自宅では扱いにくいバッグを対象としてお話させて頂きます。
それは、ブランド品や主に革のパーツが付いていたり、デリケートな素材のものになるかと思います。
※カビの鞄の丸洗いやつけ置き洗いはシミになったり全体が色落ちしたりなどのリスクもございます。十分にご注意くださいませ。
軽度のバッグのカビは自分でクリーニング(メンテナンス)可能
例えば、白いカビが表面に薄っすらと生えているような場合はご自宅でのケアも可能です。
①ブラッシングでカビやほこりを払う
コツとしては、カビの部分を拭いたり、濡らしたりする前にまずブラシでしっかりカビやほこりを払うということです。
ブラッシングせずにカビ部分湿らせてしまうと、水分と一緒に繊維にカビ菌がしみこんでしまいます。それによって、逆にカビを取りづらくしてしまうこともあるので、これが重要です。
そして、ブラッシングには画像のような靴磨き用の馬毛ブラシがおすすめです。毛が細いので細かい部分のカビなどもかき出せます。また、柔らかくバッグに傷もつきずらいので持っておくと便利です。
ブラッシングでほぼカビが取れた場合は軽度のカビということになります。
②消毒用エタノールまたはアルコールを湿らせた布で拭く
次に、消毒用のエタノールやアルコールを少量布に湿らせて鞄を拭いて下さい。
消毒用のエタノール、やアルコールにはカビを成分を除去したり予防したりする効果があります。
※エタノールやアルコールは刺激の強い薬品ですのでとてもシミになりやすいです。また臭いなども強いのでしっかりと喚起をすることが大切です。
したがって、色落ちやシミにならないかを目立たない部分で試してから全体を拭かれることをおすすめいたします。
ご自宅で扱いやすく簡単なケアとなりますとアルコールタイプの除菌用のウエットティッシュでさっと拭いてあげる程度が良いかとは思います。
自分でできる場合、業者に依頼したほうが良い場合
自分でできる場合
一概には言えませんが、自分でできる場合というのは前述したように軽度のカビとなります。そして、カビの種類が白いカビだとケアがしやすいです。
参考までに下の画像のような状態のものになるかと存じます。
この程度ですとブラッシングすればほぼカビは取れてしまいます。そのため、さっと除菌用のウエットティッシュで拭いてあげる程度でまたお使いいただけるとは思います。
業者に依頼したほうが良い場合
こちらもどこまでご自分でやられるかにもよるので一概には言えませんが、
・カビが固着してブラッシングしても取れないような場合。
・カビの種類が赤カビなどの場合。
・臭いがきつい場合。
・革にカビの跡が残って目立つ場合。
などがあげられます。
参考までに下の画像のような状態のものになると思われます。
革と布の素材のバッグで払っても取れないカビ。また、内側にまで生えてしまっているカビを取ることはかなり難しいです。さらに、画像右のような赤カビも同様に扱いが難しいものの一つです。
また、カビの臭いはなかなか曲者です。上に挙げたアルコールなどで除菌はできても臭いだけは取れないこともあります。さらに、ひどい場合は丸洗いをしても臭いが残ったりもします。
それから、革にシミのようにカビの跡が残ってしまった場合は、鞄の染め直しによって跡を見えなくしてしまうという方法で対処するのが一般的です。
ですので、このような場合には業者へ依頼されることをおすすめいたします。
当店でも、カビの汚れや臭いの除去、カビ跡の染め直しなど承らせていただきます。お困りの際はお気軽にご相談いただければと存じます。
まとめ
今回はバッグ、カバンのカビのクリーニング(メンテナンス方法)について解説させていただきました。
カビのクリーニングの仕方は様々ですので一例としてご参考にしていただければと存じます。
当店においては、バッグのカビのクリーニングは、エタノールなどの強い薬品は使用せず、カビの汚れや臭いを除去する手法を取らせていただいております。
臭いが取れなかったり、デリケートな素材だったりと、お困りの際はぜひお問合せ下さいませ。