軽くて丈夫なプラダ(PRADA)のナイロンバッグ(ポコノ素材)。 長年愛用できる優秀なバッグですが、クローゼットの奥にしまい込んでいて、「久々に出したら真っ白なカビが生えていた!」というご相談が後を絶ちません。
「拭けば落ちる?」「アルコールスプレーをかけても大丈夫?」 今回は、そんなプラダのナイロンバッグのカビにお悩みの方へ向けて、当店で実際に施工したカビ取りクリーニングの事例をご紹介します。
1. 【修理事例】プラダ ナイロンバッグの白いカビを除去
実際に当店へご依頼いただいた、プラダの黒いナイロントートバッグのクリーニング前後をご覧ください。
【Before:表面に点々と広がる白カビ】

ご依頼時の状態です。黒いナイロン生地の表面に、白い点々としたカビが広範囲に発生してしまっています。日本特有の高い湿度や、バッグに付着した皮脂・埃を栄養分として、保管中にカビが繁殖してしまった状態です。
【After:丸洗いクリーニングで清潔な状態へ】

プラダのナイロン素材と、持ち手などのレザーパーツに適した専用の洗浄剤を使用し、丁寧に丸洗いクリーニング(除菌・洗浄)を行いました。
表面にこびりついていた白カビがすっきりと落ち、ナイロン本来の落ち着いたツヤ感と清潔感を取り戻しています。カビ特有の嫌な臭いも同時にケアしました。
2. なぜプラダのナイロンにカビが生えるのか?
プラダで使われているパラシュートナイロン(テスート/ポコノ)は、撥水性があり汚れに強いのが特徴です。しかし、以下の条件が揃うとカビの温床になります。
- 使用後の湿気・汚れ: 雨の日に使った後や、手汗や皮脂がついたまま保管してしまう。
- 通気性の悪さ: 購入時の箱やビニール袋に入れたまま、換気の悪いクローゼットで長期保管している。
ナイロンの織り目には目に見えない細かな汚れが溜まりやすく、それがカビの栄養源となってしまうのです。
3. 【警告】アルコールや市販の除菌シートはNG!
カビを見つけると、ついご家庭にあるウェットティッシュやアルコールスプレーで拭き取りたくなるかもしれません。ブラシで払って取れてしまう程度のほんの軽度なカビはご自宅でケアできなくもないですが、基本的にプラダのナイロンバッグへの自己処理は危険です。
- カビの根が残る: 表面を拭き取っただけでは、繊維の奥の「カビの根(菌糸)」は死滅しておらず、すぐに再発します。
- 変色(赤や緑)のリスク: アルコールや漂白剤成分がナイロンの染料と化学反応を起こし、黒いバッグが赤茶色や緑色に激しく変色・色抜けしてしまうトラブルが非常に多発しています。
※もしすでに自己処理や経年劣化で「変色」してしまった場合は、クリーニングだけでは直らないため、上から色を乗せる「染め直し」という別の修理メニューが必要になります。
4. プロの「カビ取りクリーニング」のメリット
当店のクリーニングでは、ただ汚れを落とすだけでなく、カビの根本的な解決を目指します。
- カビ菌の不活性化と徹底洗浄: 専用の除菌液でカビの働きを止め、繊維の奥から汚れと一緒に洗い流します。
- レザーパーツの保護: プラダのバッグには必ずロゴ周りや持ち手に「サフィアーノレザー」等の革が使われています。革を傷めない特殊な技術で全体を洗浄します。
- 臭いの軽減: カビの胞子によるカビ臭さも、洗浄とオゾン乾燥などを組み合わせて大幅に軽減させます。
5. クリーニングの料金と納期目安
- プラダ ナイロンバッグ カビ取りクリーニング:約6,600円(税込)〜約11,000円(税込)
- 納期目安: 約3週間〜1ヶ月
※バッグのサイズやカビの進行度合いによりお見積もりは変動いたします。
6. まとめ:カビが生えても諦めないでください
プラダのナイロンバッグは、適切なクリーニングを行えばカビを落とし、再び気持ちよくお使いいただけるケースがほとんどです。 「カビが生えてしまったから捨てるしかない」と諦める前に、カビがナイロンの繊維を完全に傷めてしまう前に、お早めに専門店にご相談ください。
LINEやフォームから写真を送っていただければ、事前にお見積もりをさせていただきます。
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